歯科コラム
【宇部市の歯医者】子どもの歯並びが悪くなる原因
お子さんの歯並びが気になっていませんか?
「歯並びが悪くなる原因は何だろう?」と悩む親御さんは多いかもしれません。
歯並びの乱れには遺伝的な要素だけでなく、生活習慣や癖が大きく影響することがあります。
この記事では、子どもの歯並びが悪くなる具体的な原因とその対策について、詳しくご説明します。
お口周りの筋肉バランスが歯並びに影響する
歯の位置は、内側からは舌、外側からは唇や頬の筋肉に支えられており、このバランスが崩れると歯が正しい位置に維持されずに不正咬合が生じることがあります。
例えば、舌の筋力が弱いと歯が内側から支えられずに外側に押し出され、逆に頬や唇の筋力が強すぎると歯列が狭くなり、歯が正しい位置に生えにくくなります。
受け口になる原因
低位舌(舌が下がった状態)は、受け口の原因になることがあります。
通常、舌は上顎に接しているべきですが、舌の位置が低いと口の中の圧力バランスが崩れ、上顎の発達が不十分になり、結果として下顎が前に出やすくなります。
これが原因で、噛み合わせの乱れが生じることがあります。
歯並びがガタガタになる原因
舌で前歯を押す癖は、前歯が前に押し出されて出っ歯になる原因になります。
さらに、歯列が乱れ、歯がきれいに並ばなくなることもよくあります。
特に、舌が前歯に常に触れていると余計な力がかかり、歯が前に出たり横にズレたりしてしまいます。
出っ歯になる原因
歯槽骨の発達不足が原因で、歯が前に押し出されて出っ歯になるケースがあります。
これは、顎の発達が不十分で歯が生えるスペースが狭いために、歯が前方に移動してしまうことが原因です。
特に舌の筋力が弱いと、内側からの支えが足りず、外からの力に負けてしまうことで、歯が前に出てしまいます。
歯並びを悪くする主な要因
口周りの癖
指しゃぶりや唇を噛む癖は、歯に強い圧力をかけるため、出っ歯や歯のガタガタの原因になります。
また、舌で前歯を押す癖も歯が動きやすくなるため、出っ歯や開咬の原因になることがあります。
虫歯
虫歯や歯周病で歯を支える歯槽骨が溶けてしまうと、歯が動きやすくなり、歯並びが乱れることがあります。
特に、虫歯で歯を抜いたままにしていると、他の歯がその隙間に移動してしまい、歯列が乱れる原因になります。
口呼吸
口呼吸は舌の位置を低くし、歯列の内側からの支えが不足することで、歯が外に押し出されてしまうことがあります。
この状態が長く続くと、歯並びの乱れが進行する可能性があります。
小帯の異常
上唇小帯が太い場合、前歯の間が広く開いてしまうことがあり、歯並びが乱れる原因になります。
また、舌小帯が短いと舌の動きが制限され、下顎の成長が過剰になり、受け口になることがあります。
食生活
柔らかい食べ物ばかりを食べると、顎の発達が不十分になり、歯が生えるスペースが狭くなることがあります。
これにより、歯が正しい位置に並ばず、歯並びが悪くなる可能性が高まります。
子どもの歯並びを改善する治療法
床矯正装置
取り外し可能な矯正装置で、顎の骨を広げて歯が並ぶためのスペースを作ります。
乳歯と永久歯が混在する時期に効果的で、装着時間を守りながら学校や食事以外の時間に使用します。
顎外矯正装置
ヘッドギアやチンキャップなどの外側に取り付ける装置で、出っ歯や受け口の矯正に使用されます。
成長期の顎の発達をコントロールし、歯並びを整える効果があります。
拡大装置
上顎の幅を広げるための装置で、顎の発達を促し、歯が並ぶスペースを広げます。
ネジを回して徐々に広げるタイプで、外からは目立ちにくく、定期的な調整が必要です。
まとめ
子どもの歯並びは、生活習慣や癖など、日常の影響を強く受けることがあります。
早い段階で原因を理解し、適切な対策や治療を行うことで、将来的にきれいな歯並びを維持することができます。
お子さんの歯の健康を守るため、定期的な歯科検診とともに早めのケアを心がけましょう。
もうり歯科クリニック
山口県宇部市にあるもうり歯科クリニックでは、来院から帰宅するまで患者さんがリラックスして過ごせるクリニックを目指し、日頃から細やかな心配りを大切にしています。
一人ひとりの思いに寄り添った診療をご提案し、お子さまから大人まで身構えることなく通っていただける、笑顔の溢れる歯科医院です。
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