
歯科コラム
【宇部市の歯医者】子どもが歯を痛がる、、、考えられる原因と対策
「子どもが突然『歯が痛い』と言い出したらどうしよう…」と、親御さんとしては心配になることでしょう。
虫歯なのか、それとも歯の生え変わりによる痛みなのか、原因がわからず不安を抱えてしまうことも多いはずです。
この記事では、子どもが歯の痛みを訴えた際に考えられる原因と、家庭でできる対策についてご紹介します。
子どもが歯を痛がる原因
子どもが突然「歯が痛い」と言い出すと、親としてはとても心配になるものです。
ここでは、考えられる原因とその対処法について説明します。
虫歯
子どもの歯痛の主な原因の1つは「虫歯」です。
歯はエナメル質、象牙質、神経と層を重ねて構成されています。
虫歯はまずエナメル質に穴が空き、進行すると象牙質、さらに神経にまで達します。
この過程で痛みが発生しますが、子どもの歯(乳歯)は大人の歯に比べてエナメル質や象牙質が薄く、虫歯ができると進行が非常に早いのが特徴です。
虫歯が進行して神経まで感染すると、強いズキズキとした痛みが出たり、歯茎に膿が溜まり大きく腫れることがあります。早めの治療が必要です。
歯の生え変わり
子どもに特有の歯痛の原因として、「歯の生え変わり」によるものもあります。
乳歯がグラグラする際や、下から永久歯が生えてくると、歯肉が圧迫されることで痛みを感じることがあります。
また、抜けそうな乳歯の周囲が炎症を起こし、痛みが出る場合もあります。
生え変わりの痛みは一時的なものが多いですが、痛みが長引く場合やひどい炎症が見られる場合には、歯医者での診察をおすすめします。
歯ぎしり
成長期の子どもは、あごの骨を刺激して成長を促すため、軽度の歯ぎしりは自然なことです。
しかし、歯並びが悪かったり、ストレスや睡眠不足が原因で歯ぎしりが過剰になると、歯に負担がかかり、痛みを感じることがあります。
特に、5~6歳で前歯の生え変わり時期に差し掛かると、下の前歯がぐらつき違和感を覚えることもあります。
歯ぎしりが強すぎる場合や、痛みが頻繁にある場合は、歯科医師に相談して適切な対処をしてもらうと良いでしょう。
子どもの歯が痛い場合の対処法
小児用の鎮痛剤を使用する
市販されている小児用の鎮痛剤を服用させるのが、最も効果的な応急処置の一つです。
使用前には必ず服用方法を確認し、適量を守りましょう。
歯の汚れを取り除く
痛みがある歯に食べ物が詰まっている場合、それが痛みの原因となっていることがあります。
軽く歯磨きをしたり水でうがいをさせ、口の中を清潔に保ちましょう。
患部を冷やす
タオルや保冷剤で患部を冷やすことで痛みが和らぐことがありますが、冷やしすぎには注意しましょう。
夜間や休日に受診可能な病院を探す
応急処置をしても痛みが引かない場合は、夜間や休日に対応している歯医者や救急病院を利用することも検討しましょう。
子どもの歯が痛いときにやってはいけないこと
患部を触る
患部に触れることで細菌が入り込み、症状が悪化することがあります。
触らずに応急処置を行いましょう。
激しい運動
運動や入浴で血行が良くなると、痛みが増すことがあります。
安静にして過ごしましょう。
刺激の強い食べ物
熱い、冷たい、硬い食べ物は痛みを悪化させる可能性があるため、常温で柔らかい食べ物を与えましょう。
放置する
歯の痛みは何かしらのトラブルのサインです。
放置せず、早めに歯医者を受診することが大切です。
まとめ
子どもの歯の痛みには、虫歯や歯の生え変わりなど様々な原因が考えられます。
まずは落ち着いて応急処置を行い、早めに歯医者で診てもらうことが大切です。
また、日々の歯磨きや定期的な歯科検診を欠かさず行うことで、痛みを未然に防ぐことができます。
親子で一緒に口腔ケアに取り組み、子どもの健やかな成長をサポートしましょう。
もうり歯科クリニック
山口県宇部市にあるもうり歯科クリニックでは、来院から帰宅するまで患者さんがリラックスして過ごせるクリニックを目指し、日頃から細やかな心配りを大切にしています。
一人ひとりの思いに寄り添った診療をご提案し、お子さまから大人まで身構えることなく通っていただける、笑顔の溢れる歯科医院です。
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