虫歯治療

身近な病気

身近な病気

虫歯は最も身近でよく聞く病気の一つではないでしょうか?
「痛い」「しみる」といった症状がなくても、虫歯になっている場合があります。

虫歯の原因

ミュータンス菌という細菌によって、歯が溶かされた状態が虫歯です。
ミュータンス菌は、糖分が大好物です。

甘いものを食べることで虫歯のリスクが増えてしまうのは、糖分によってミュータンス菌が増殖することが原因と言われています。
また、唾液の分泌量の低下も虫歯になるリスクを増加させる原因の一つと言われています。

年齢は関係ない

小さい子供から大人まで、虫歯になってしまうリスクは誰にでもあります。
虫歯は子供に多いイメージですが、大人でも虫歯になる可能性は十分にあるのです。

子供の虫歯は進行が早く、痛みを感じやすいのが特徴ですが、大人の虫歯は子供に比べて進行が遅く気づかないことが多いため、痛みや違和感を感じてから治療を受けるといったケースもあります。
また、大人の虫歯は過去に治療した歯に発生することが多く、被せ物の内部で進行してしまうこともあります。

被せ物の内部で虫歯が発生した場合は、見た目に変化がなく気づきにくいこともあり、特に治療が遅れてしまうといったことが起こりやすいです。

虫歯の進行

虫歯は4つの段階に分け、このように進行していきます。

C1

C1

エナメル質の虫歯

虫歯がはじめに発生するのは、エナメル質です。

初期の場合は神経まで深く到達していないため、ほとんど痛みを感じることはありません。
早期発見の治療を行うことで、治すことができます。
治療としては、正しいブラッシングの指導を行い、定期的に状態を監察します。

C2

C2

象牙質の虫歯

虫歯が進行し、エナメル質の下にある象牙質まで進んだ状態です。
こうなれば、冷たいものや熱いものがしみるように感じます。
象牙質のさらに奥にある神経には到達していないため、治療で治すことができます。
治療としては、虫歯の箇所を削り、被せ物や詰め物で削った箇所を補います。

C3

C3

神経に達した虫歯、歯髄炎

虫歯が神経にまで達している状態です。
歯の神経(歯髄)に炎症が起きてしまい、かなりの痛みが伴います。
この場合の治療としては、歯の神経を抜く必要があります。

神経を抜いた後、被せ物で補修します。

C4

C4

歯根まで達した虫歯

虫歯の最終形態です。
歯根のみが残っている状態で、根の先に膿がたまる場合があります。
ここまで虫歯が進行してしまうと、抜歯する可能性もあります。

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